2008年11月10日月曜日

『トゥレット症候群』との闘い

自分の意志とは関係なく, 突然繰り返して起こる運動チックと音声チックの
両方が多様に現れ、それが一年以上続くと『トゥレット症候群』(TS)と呼ば
れる。

発症頻度は少なくとも5千名に1名とされ、男女比は3対1と男性に多い。
脳内の神経伝達物質(ドーパミン、セレトニン等)の異常とみられるが、詳しい
原因はまだ不明。「TS」は遺伝的要因が強く、神経伝達物質阻害剤の投与で症
状がある程度抑えられる。

運動チックとは、まばたき、口を尖らす、顔しかめ、首振り、肩のぴくつき、
他人や物へのタッチ、匂い嗅ぎ、キック、ジャンプなどである。

音声チックとは、咳き払い、ノド鳴らし、鼻鳴らし、 甲高い声、
意味不明な言葉や自分または、他人の言葉尻りの繰り 返し、
時には卑猥な言葉や非常識な言葉を発してしまう場合もある。

平均6-8才に出現し,強くなったり, 弱くなったりして持続する。

「TS」は、母親の愛情不足とか、躾が悪いからだ、と従来言われてきたが、そ
れは間違いである。しかしながら、そういう周囲の誤解で、悩み傷ついている家
族が数多くいる。

この本 (Against Medical Advice) は、「TS」をわずらう息子コリー とその両
親の何十年にもわたる苦しい闘いと葛藤を綴った実話である。病気の原因がわか
らないので、医師からも適切な治療やアドバイスが得られない。周囲からは、誤
解によるいじめや非難を受ける。最後に両親の愛情に守られ、コリーはこの「T
S」から解放される。目下、NYタイムズ「ベストセラー」のトップに迫りつつ
ある感動の読み物。。。

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